諏訪岡谷地域における地域工業集積・産学連携ビジネス研究センター

大学・研究教育機関と諏訪岡谷の産業界をつなぐ!
国内各産業地域やアジア中国との連携を発展させる!

SIARCメルマガ vol. 6

2008年12月01日
諏訪産業集積研究センター(SIARC)会員の皆様
                 (^-^*)/ SIARC 事務局
サイアークメールマガジンvol. 6をお届けします。((o(^-^)o))
最近日経に載っていた記事のなかに
「危機は変革の好機」
「多くの企業が資産の投売りや拙速な人員削減に走った
17年前のバブル経済崩壊の時とは様子が違う。
今回はひるまず逆風に立ち向かう企業が少なくない」
と書かれていました。
 
たしかに自動車産業などはこれから大変ダー!と盛んにアピールして
いますが、この混乱が収まったあとにはまた違った状況がうまれてい
ることもたしかだろうと思います。
 
地域産業や中小企業も大変な逆風を、もろに浴びている状況ですがむ
しろこの状況の乗り越えた向こうには新たな地域と中小企業の姿が見
えてくるのでしょう。
 
それには地域の産業人と全国の大学・研究者の皆さんの高い知見と勇
気と力に期待したいと思います。
 
さて、本日の内容です。
 
・12月5日金曜日第七回サロンドサイアーク開催
・10月30日〜11月4日JIMTOF国際工作機械見本市訪問記
 
 
◆12月5日金曜日に第七回サロンどサイアークを開催します。
 
今回ははじめてサロンを茅野市で行います。
いろいろなかたが集まってこられると思います。ぜひ仕事の話や交流
の機会にもなると思いますのでどんどんご参加ください。
 
今回の話・・・
一つ目は最近話題の茅野のオンデマンドバスの実験プログラムについ
てです。交通システムの問題は中山間地域と中心市街地を結んで新し
い町を構成していくなどこれからの地域社会にとって重要な要素にな
っていきますね。
茅野では今年からオンデマンドバスの実験プログラムが動き出してい
ます。地元CATVのエルシーブイニュースなんかでもちょくちょく
放送されていますね。
 
もう一つはサイアーク副会長東工大出口先生による新型インフルエン
ザなど感染症の話題とウイルス感染症を含む社会ネットワークの話、
ところで中小企業のネットワークも社会ネットワークの一つですしお
店や工場内の工程間の動きもネットワークとして捉えることもできま
すね、こういったネットワークの調査や研究に使える機材開発をふく
めた話をお聞きします。
 
日時  12月5日   6時より
 
場所  茅野駅前市民館喫茶店「カフェアンダンテ」
 
講演内容
 
★茅野市におけるオンデマンドバスについて
    講師 茅野まちづくり研究所 山本永様
   バイオマスエネルギーの利用等課題に取り組んでおられる
   東大の久保先生もおいでになります。
 
★新型インフルエンザなど感染症と
 無線カードでの動線やコンタクト密度の計測の話
         講師 東京工業大学 出口弘先生
 
   「カフェアンダンテ」では飲みもの+ケーキで
     お一人様会費1000円です。
 
   なお、例のごとく終了後は近くで懇親会を行います。
     ( 懇親会費実費)
 
いままでは岡谷や下諏訪でのサロンやイベントが多かったですが
今回は茅野での初開催です。いろんな人に会えるのが楽しみですね。
 
◆10月30日〜11月4日JIMTOF国際工作機械見本市訪問記
 
このところの金融不安で国内の設備投資も急速に減速しているようです。
 
そんななかの10月30日から11月4日まで東京ビックサイトで世
界三大工作機械見本市の一つといわれるJIMTOF国際工作機械見
本市が行なわれました。
 
高付加価値加工を可能とする5軸加工機械や高速スピンドルによる微
細加工などはもちろん多品種少量生産への対応を含む段取り時間の低
減や小型化省エネ化への要求や新しい加工・製造方法の要求に応える
工作機械・機材メーカーの提案も目立ちました。
 
特に5軸加工マシニングセンターは前回(2006)に比べ非常に多
くのメーカーが開発・出展していました。
ただ、どのメーカーも精度や効率、使い勝手、制御、などの点ですぐ
競争力のあるものであるか、という点では若干、?であったかもしれ
ません。
 
高付加価値を目指す工作機械と加工、その制御では化学や物理やソフ
トやITビジネスに負けず劣らず数学への高い理解が重要になってき
ているようです。
 
小型化では装置の小型化は明らかに進んできています。あるいは小型
化にともなう機械間工程間のありかたも、、。
 
諏訪地域では10年近く前から「机の上に載るくらい、といった小型
化省エネ化変種変量生産にも対応できるDTFデスクトップファクト
リーというコンセプチュアルな装置のイメージを研究・提唱してきま
したが今回のJIMTOFでもそんなコンセプトが進んでいるように
見受けられました。
 
今回は諏訪地域で活躍されている工作機械メーカーや長野県内・諏訪
地域の製造設備メーカー、8月25日26日に行なわれたDTF国際
フォーラムに参加されたスイスの製造機器・設備メーカーなどが参加
されていたことから諏訪の産業界・企業の経営者や技術者や関係者の
皆さんがたくさん参加されていました。
 
今回は会期が8日間から6日間に短縮されいつもは週末二回が会期中
にあるのですが今回は三連休が一回だったということもあったのだと
思いますが会場は来客で一杯で、ブースをのぞきこんでいくだけで疲
れてしまうほど、でした。
 
世界的な金融不安による実体経済への影響も懸念されていますがJI
MTOFに限って言えば新規技術や高付加価値加工や新たな産業の基
盤技術を担う工作機械などへの期待はあるようにもおもえました。
 
 
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SIARC諏訪産業集積研究センター事務局(大橋(⌒・⌒)ゞ
〒394-0033 長野県岡谷市南宮1-1-15
TEL 0266-21-7203 
FAX 0266-21-7201
◆会員の皆様の情報近況等どしどしお寄せください。
◆「サロンどサイアーク」や設立記念講演会、技術シンポジューム
の開催、学会のお手伝いなどいろいろな活動が行なわれています。
なにか「こんなことをやってみたら」、とかご意見アイディアなど
ありましたらぜひご連絡ください。
 
また、このメールマガジンはSIARC会員の皆様はもとよりこの間に
名刺交換など情報交換をさせていただいたかたにもお送りさせて
いただいております。


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